ピアノの倍音を考える1
いつものように、個人の調律師の独り言です。
ふ~んで済ませてください。
ピアノの倍音を考える・・・

ピアノに張ってあるたくさんの弦を見て、不思議に思うこと・・・
ベース弦は1メートル以上あって、短い高音側の弦は10センチほど、
弦の長さも太さも違うのに、なぜ音量はいっしょなのだろうか?
人の声ほどのベース弦と、
蚊の鳴くほどの短い高音側の弦が、本当の音量ではないのだろうか?
考え方を変えてみる
230本の弦を、太鼓の革のようなもの(響板)に張り巡らせる。
たたく力は一緒、長い低音弦も、短い高音側の弦も。
どこの弦をたたいても、太鼓の革のようなもの(響板)に叩く力は同じく伝わる。
それと同時に、叩いていない230本の弦も影響を受けて振動する。
全ての弦が細めなら、小さな音から反応し始めるだろう。
全ての弦が太めなら、大きな音から反応して、より大きな音がするだろう。
よって、ある音程をハンマーで叩いても、他の弦と影響し合う
エネルギーの強い弦の太く長いい低音側より、高音側の方が影響されやすい。
ピアノの音量、音色と弦の張り方は密接な関係がある。
次回は、実践的な考え方に続こうと思います。
ふ~んで済ませてください。
ピアノの倍音を考える・・・

ピアノに張ってあるたくさんの弦を見て、不思議に思うこと・・・
ベース弦は1メートル以上あって、短い高音側の弦は10センチほど、
弦の長さも太さも違うのに、なぜ音量はいっしょなのだろうか?
人の声ほどのベース弦と、
蚊の鳴くほどの短い高音側の弦が、本当の音量ではないのだろうか?
考え方を変えてみる
230本の弦を、太鼓の革のようなもの(響板)に張り巡らせる。
たたく力は一緒、長い低音弦も、短い高音側の弦も。
どこの弦をたたいても、太鼓の革のようなもの(響板)に叩く力は同じく伝わる。
それと同時に、叩いていない230本の弦も影響を受けて振動する。
全ての弦が細めなら、小さな音から反応し始めるだろう。
全ての弦が太めなら、大きな音から反応して、より大きな音がするだろう。
よって、ある音程をハンマーで叩いても、他の弦と影響し合う
エネルギーの強い弦の太く長いい低音側より、高音側の方が影響されやすい。
ピアノの音量、音色と弦の張り方は密接な関係がある。
次回は、実践的な考え方に続こうと思います。